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あしたになれば。 (2015):映画短評

あしたになれば。 (2015)

2015年3月21日公開 98分

あしたになれば。
(C) 「あしたになれば。」製作委員会
くれい響

「ごめんね青春!」の3人が南河内で再会

くれい響 評価: ★★★★★ ★★★★★

『あの頃、君を追いかけた』を意識しまくったポスタービジュアルもダテじゃなく、流行りのツンデレ、壁ドンとは無縁の、ピュアで直球のどこか懐かしい青春映画である。今年ブレイク必至と言われる黒島結菜の優等生キャラも十分引き出され、彼女のアイドル映画としても及第点。彼女と「ごめんね青春!」で共演した小関裕太の“コスメ”と違った童貞男子っぷり、富山えり子のお呼びじゃない食いしん坊キャラもいい。クライマックスとなるグルメ大会で、いきなり“ご当地映画臭”が覆い、それまでの甘酸っぱい雰囲気を一気に壊してくれたりもするが、三原光尋監督独特の寒いギャグも最小限に抑えられており、ギリギリ逃げ切った感もある。

この短評にはネタバレを含んでいます
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