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愛しの故郷(ふるさと) (2020):映画短評

愛しの故郷(ふるさと) (2020)

2020年11月6日公開 152分

愛しの故郷(ふるさと)
(C) BEIJING JINGXI CULTURE&TOURISM CO.,LTD / CHINA FILM CO.,LTD

ライター3人の平均評価: ★★★★★ ★★★★★ 4

なかざわひでゆき

中国民衆のエネルギーとパワーを感じさせる人情コメディ

なかざわひでゆき 評価: ★★★★★ ★★★★★

 チャン・イーモウが総合プロデュースを手掛けた『愛しの母国』の姉妹編。広大な中国の5つの地方を舞台に、名もなき庶民たちの大いなる郷土愛をユーモラスに描くオムニバス映画。貧しくて病気の治療を受けられない親戚のため保険証詐欺に奔走する男、経済発展から取り残された辺鄙な村に巻き起こるUFO騒動の顛末、年老いた恩師の認知症を改善すべく貧しかった時代を再現しようとする教え子たちなどなど、どのエピソードも笑いあり涙ありの人情コメディとして秀逸!なにより、中国民衆の底抜けに明るいパワーとエネルギーと逞しさをひしひしと感じる。『愛しの母国』で初恋少年を演じた子役ハン・ハオリンが、ここでもまた泣かせてくれます。

この短評にはネタバレを含んでいます
くれい響

“優しい嘘”がストーリーを転がす人情コメディ5本立

くれい響 評価: ★★★★★ ★★★★★

中国映画界のスタッフ・キャストが総力を結集した前作『愛しの母国』に続く、プロパガンダ的国慶節映画。オムニバス5本立となる今回は、「故郷」のほかに「人情コメディ」縛り。どれも監督の個性が色濃く出た力作ながら、「保険証」がキーワードとなるニン・ハオ監督作以外の舞台が田舎町になることや、町おこしなどのネタが若干被っている感は否めない。おまけに、すべてのエピソードが“優しい嘘”がストーリーを転がしている。製作総指揮が『至福のとき』を撮ったチャン・イーモウ監督だけに、納得できる部分もありつつつ、ジャンル的にもバラエティに富んでいた前作に比べ、どこか窮屈さもアリ、モノ足りなさもアリ。

この短評にはネタバレを含んでいます
山縣みどり

自虐的笑いができる若手監督の今後に期待

山縣みどり 評価: ★★★★★ ★★★★★

『愛しの母国』の姉妹編で、ニン・ハオやチェン・スーチェンら監督9人が5つの短編を紡ぐ人情ドラマ。健康保険に絡む騒動や脳梗塞を起こした恩師と最後の教え子たちの再会といったエピソードを “中国人あるある”的な言動が彩る。C・イーモウ監督作にはなかった自虐的笑いが効いている。全体的にコミカルだが、胸にグッときたり、思わずニッコリしたり。各短編をつなぐ「故郷」にまつわる一般人コメントがまた共感度が高く、コロナで帰省を断念していた人は里心がつくはず。『〜母国』に続きグォ・ヨウやホアン・ボーがいい味を出していたが、ウー・ジンは発見できず。第5話の同窓生役かな?

この短評にはネタバレを含んでいます
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