SAKAMOTO DAYS (2026):映画短評
ライター3人の平均評価: 3.3
「ジャンプ」原作×福田雄一監督の相性の良さ
この設定&タイトルなのに「なぜ、監督が阪元裕吾ではないのか?」という声もあったが、「週刊少年ジャンプ」原作×福田雄一監督の相性は今回もやっぱり良い。ギャグとアクションの程よいバランスに加え、福田組初参加の俳優に関しては、おなじみ“変顔の洗礼”を受けることで新境地を開拓していく。スタイルの良さからアクション映えする坂本役の目黒蓮もいいが、相棒シン役の高橋文哉は今後、小栗旬、山崎賢人に続く、コミック実写化の定番俳優になりそうな予感も感じさせる。狙撃手・平助の脚色に関してはちょいと問題アリだが、それ以外に関しては原作ファンも納得できる仕上がりといえる。
『銀魂』路線を行くアクションコメディの妙
原作読者として気になっていたのは、主人公の“激変する体型”を実写でどう見せるのかだが、特殊メイクは愛らしさとユーモアのバランスがよく、作品のトーンにも馴染んでいて好感を抱いた。
そして何より、アクションはみごとの一言に尽きる。横移動も落下もスピーディで、緩急のつけ方が巧み。目黒蓮の立ち回りはもちろん、高橋文哉とのコンビネーションも抜群で、見入ってしまう場面が何度もあった。
過剰な笑いがドラマのテンポをやや緩める瞬間もあるが、ギャグのためのギャグは福田作品の“お約束”でもあり、監督の作風が好きな方にはこの振り切りが褒美となるだろう。実写版『銀魂』が好きな方には特におすすめ。
目黒蓮のアクションだけでお釣りが出る
福田雄一監督ということで原作ファンも含めて”どっちに転ぶか?”と思った人も少なくない一本でしたが、結果的に目黒蓮のアクションだけで十分すぎて、お釣りが出る楽しい一本になっています。手足の長い目黒蓮は本当にアクションが映えますね。本人としては色々とキャリアプランを練っているとは思いますが、定期的にアクション作品に出て欲しいなと思うところです。主人公の妻・葵役に上戸彩がキャスティングされた時は実年齢の差について色々取り沙汰されていましたが、最強の殺し屋を尻に敷くキャラという言うのはこのくらいの”貫禄の差”があった方が良かったと思います。他の出演陣もキャラに巧くはまっていました。























