未来 (2026):映画短評
ライター2人の平均評価: 4
劇場で見逃すのは惜しいトラウマ映画
「イヤミスの女王」湊かなえ原作の看板通り、クズ男どもに人生を狂わされ、ヘヴィすぎる不幸の連鎖が畳みかける。そんななか、『渇水』に続いて、瀬々敬久監督で毒親を持つ少女を健気に演じる山崎七海が、主演の黒島結菜を完全に喰いまくる。確かに、時系列が入り組んだ展開と入れ替わるキャストは混乱を招くし、加藤良太による脚色はいささか強引に感じるものの、それがどこか“1970年代に観てしまったトラウマ映画”のヤバさに通じるものがある。『ナイトフラワー』より遥かに良いホラー入った北川景子を筆頭に、瀬々監督の下に集った豪華キャストの競演も含め、劇場で見逃してしまうのは惜しい一本といえる。
なぜか希望が・・・
イヤミスの女王・湊かなえのデビュー10周年記念作品の映画化。ということで、映画は非常に重く、ズシーンと心にのしかかってきます。劇中で登場人物たちが体験する事柄の一つ一つがとても辛く過酷なことなので、まぁホントに気持ちが沈んでいきます。が、しかし、映画が進んでいくにつれて、何処か不思議な将来への希望とも言える展望が見え隠れしてきます。クライマックスに向かって展開される出来事は、やはり湊かなえ作品がミステリーの枠の中にいるのだということを再認識させてくれました。複雑な感情と過去を抱える各面々を演じた出演者陣はそろって好演しています。






















