NEW GROUP (2026):映画短評
思考停止した現代の日本人に喝を入れる異色の不条理ホラー
主人公は大人しくて控えめで自己主張せず、目上の者に従順で長いものに巻かれ、都合の悪いものには目をつぶってしてしまう、それはそれは日本人らしい平凡な女子高生。だがある時、彼女は周辺で起きる不可解な現象に気付き、やがて見過ごすことができなくなる。個人よりも集団が優先され、多数派に従って空気を読んで輪を乱さないことが尊ばれる。そんな日本社会に蔓延る同町圧力そのものを、禍々しい恐怖の根源として描いた不条理ホラー。人間ピラミッドを集団行動の象徴として怪物化したアイディアも最高である。世の中に疑問を持て!自分の頭で考えろ!流されるな!「ポーッ!」の大絶叫に込められたメッセージは切実だ。
この短評にはネタバレを含んでいます





















