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左利きの少女 (2025):映画短評

2026年8月14日公開 108分

左利きの少女
(C) 2025 LEFT-HANDED GIRL FILM PRODUCTION COMPANY LIMITED. ALL RIGHTS RESERVED.
平沢 薫

生きる力が鮮やかな色となって輝く

平沢 薫 評価: ★★★★★ ★★★★★

 冒頭から、左利きの5歳の少女が覗く万華鏡の極彩色で始まり、台北の夜市に並ぶ小さな飲食店で働くシングルマザーと10代と5歳の娘たちを描く映像の色彩が、全編を通して鮮やかで生々しい生命力に満ちている。

 この色彩の生々しさがショーン・ベイカー監督の『タンジェリン』を連想させるのも納得で、本作のツォウ・シンチン監督は、ベイカー監督の『テイクアウト』で共同監督を務め、『タンジェリン』からずっと製作に参加している人物。女性たちが逞しいのはベイカー監督作と共通だが、台北で生きるアジアの女性たちの黒髪は艶やかで、手足は細いが強靭さを秘めている。女性たちのしなやかさと芯の強さが、鮮やかな色彩となって輝く。

この短評にはネタバレを含んでいます
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