シネマトゥデイ

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ありのままの女性の狂気全開!黒い笑いで包む極上のミステリー

  • ゴーン・ガール
    ★★★★★

     このデヴィッド・フィンチャーは新しい。磨きがかかったヴィジュアルセンスで魅せるブラックな笑い。表向きはミステリーだが、自己愛に満ちた男女間に横たわる不審/不信をえぐり出す快作だ。人間のはらわたを見つめる演出に一分の隙もないが、不気味なまでの通俗性が加わった。女性が内に秘めた虚飾・欲得・狂気が全開していくプロセスは、恐怖を通り越し滑稽なほど。“ありのまま”が高らかに謳われた2014年の真打ちともいえる。でくの坊ベン・アフレックと氷の美女ロザムンド・パイクの“没個性”を存分に活かし、メディアに翻弄される「幸福」の真実に震え上がらせる。つまり彼らが演じるのは、今を生きる者たちの本性かもしれない。

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清水 節

清水 節

略歴: 映画評論家・クリエイティブディレクター●映画.com、シネマトゥデイ、FLIX●「PREMIERE」「STARLOG」等で執筆・執筆、「Dramatic!」編集長、海外TVシリーズ「GALACTICA/ギャラクティカ」DVD企画制作●著書に「いつかギラギラする日 角川春樹の映画革命」「新潮新書 スター・ウォーズ学」●WOWOW「ノンフィクションW 撮影監督ハリー三村のヒロシマ」企画・構成・取材で国際エミー賞、ギャラクシー賞、民放連最優秀賞 受賞

近況: ●円谷プロ「ULTRAMAN ARCHIVES」クリエイティブディレクター●「シド・ミード展」未来会議ブレーン、図録寄稿●ニッポン放送「八木亜希子LOVE&MELODY」

サイト: http://eiga.com/extra/shimizu/

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