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海賊とよばれた男 (2016):映画短評

海賊とよばれた男 (2016)

2016年12月10日公開 145分

海賊とよばれた男
(C) 2016「海賊とよばれた男」製作委員会 (C) 百田尚樹/講談社
中山 治美

良い作品を生み出すための、最適なキャスティングとは?

中山 治美 評価: ★★★★★ ★★★★★

観賞中、ずっと考えていた。
岡田准一は劇中、ほぼ特殊メイクを施し実年齢より上を演じている。
そんな苦労をせずとも、年相応の俳優が国岡鐵造を演じるとすれば誰か?
役所広司? いっそ敵対する役で出演している國村隼か?
例えば最近、英国映画『わたしは、ダニエル・ブレイク』と独映画『アイヒマンを追え!』を観た。
主演はいずれも熟年で無名。
それでも彼らを通して役の人生を思い、涙を流す程の感銘を受けた。
あくまで役に合っているか?否か?が優先のキャスティング。良作を生むために。
映画が産業である以上、理想論なのは分かってる。
でもせめて岡田には、今の彼でしか演じられない役に挑んで欲しいと願うのだ。

この短評にはネタバレを含んでいます
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