ADVERTISEMENT

ラストレシピ ~麒麟の舌の記憶~ (2017):映画短評

ラストレシピ ~麒麟の舌の記憶~ (2017)

2017年11月3日公開

ラストレシピ ~麒麟の舌の記憶~
(C) 2017 映画「ラストレシピ ~麒麟の舌の記憶~」製作委員会 (C) 2014 田中経一/幻冬舎
斉藤 博昭

料理人版「ブラック・ジャック」を、もうちょっと見たかった

斉藤 博昭 評価: ★★★★★ ★★★★★

一応、主人公は二宮和也が演じる現代のシェフなのだが、彼の料理の腕や性格を伝えるドラマが少ないので、料理人版「ブラック・ジャック」とも言える、天才&大金で仕事を受けるという個性的なキャラが生きてこない。そこが、ちょっと残念だった。
観客に強くアピールする人物は、過去の西島秀俊の料理人だろう。歴史や人間関係に翻弄されながら、世紀のメニューに挑む姿はそれなりにドラマチックだ。現代部分が穏やかなせいか、2つの時代の物語がリンクする結果にも、驚きや大きな感動は感じられなかった。
もちろんこの作品の最大の魅力は、満願全席の料理や食材の数々。そこだけで満腹感が味わえるのは事実だけれど……。

この短評にはネタバレを含んでいます
ADVERTISEMENT

人気の記事

ADVERTISEMENT

話題の動画

ADVERTISEMENT

最新の映画短評

ADVERTISEMENT