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ジュラシック・ワールド/復活の大地 (2025):映画短評

2025年8月8日公開 134分

ジュラシック・ワールド/復活の大地
(C) 2025 Universal Studios. All Rights Reserved.

ライター6人の平均評価: ★★★★★ ★★★★★ 4

なかざわひでゆき

怪獣とスピルバーグへの愛情がてんこ盛り!

なかざわひでゆき 評価: ★★★★★ ★★★★★

 3年ぶりに帰ってきた『ジュラシック・ワールド』シリーズ最新作。新薬開発に必要な恐竜のDNAを採取するべく、製薬会社に雇われた仕事人チームが恐竜の生息地帯へ赴いたところ、そこで重大な秘密を知ることになる。脚本が28年ぶりにシリーズ復帰のデヴィッド・コープだからなのか、基本プロットはほぼ『ロスト・ワールド/ジュラシック・パーク』の焼き直し。予想通りの展開に新鮮味はあまりないものの、しかしそこは怪獣とスピルバーグをこよなく愛するギャレス・エドワーズ監督だけあって、全編に渡ってシリーズへのオマージュが盛りだくさん。アトラクション的なモンスター・エンターテインメントとして存分に楽しみたい。

この短評にはネタバレを含んでいます
くれい響

スカヨハ版『トゥームレイダー』にもなる、エンタメ幕の内

くれい響 評価: ★★★★★ ★★★★★

もはや、ワールドでもパークでも、どうでもいい状況になりつつあるシリーズだが、とにかくギャレス・エドワーズ監督の「俺、全力で“怪獣映画”撮ってます!」感が伝わる原点回帰ノリが嬉しい。しかも、シリーズ2作目までの脚本家デヴィッド・コープが完全復帰し、こちらも一作目のオマージュ強めの原点回帰。さらに、監督こだわりの古代神殿が舞台の翼竜の巣のシーンほか、『ジョーズ』的海洋サスペンスになったと思えば、タンクトップ姿のスカーレット・ヨハンソンが大暴れする『トゥームレイダー』的アクションが展開されるなど、詰め込むだけ詰め込んだエンタメ幕の内弁当となっている。

この短評にはネタバレを含んでいます
相馬 学

“パーク”に立ち戻りつつ、スケールアップ!

相馬 学 評価: ★★★★★ ★★★★★

 『ジュラシック・ワールド』1作目がそうであったように、物語の再スタートに伴って気合を入れてきた、そんな印象。『ジュラシック・パーク』の1作目をお手本にして、感嘆と恐怖が入り混じる高質のエンタテインメントに仕上げた。

 孤島のサバイバーとなるキャラクターの配置の妙は、まさに“パーク”そのもの。恐竜の知識に長けたオタク学者と、頼もしい女性の傭兵のコンビネーションも味だ。

 何より、恐竜映画のダイナミズムは破格。遺伝子操作の産物Dレックスの暴れっぷりに、怪獣好きのエドワーズ監督らしいこだわりを見た。モササウルス襲来の、『ジョーズ』にオマージュを捧げたような海洋パニック描写も圧倒的。

この短評にはネタバレを含んでいます
村松 健太郎

大画面に映える!原点回帰作

村松 健太郎 評価: ★★★★★ ★★★★★

シリーズ7作目、リセットやリブートというわけではないのですが、直近の”ワールド3部作”から少し距離を置いた感があります。監督のギャレス・エドワーズが大ファンと公言するシリーズ1作目を彷彿とさせる部分が多くて原点(&原典)回帰作と言える映画に仕上がっていました。思えばパークからワールドにスケールアップするためにいろいろな要素(特に人間パート)を盛り込み過ぎたのかもしれません。今回は”ジュラシックシリーズってこういう恐竜が暴れ回る映画だったよね!”ということをしっかりと感じられました。大画面向けの映画ですので少しでも大きなスクリーンでその迫力を体感して欲しいところです。

この短評にはネタバレを含んでいます
平沢 薫

あれもこれも詰め込んで大盤振る舞い

平沢 薫 評価: ★★★★★ ★★★★★

 あれもこれも全部盛り。ギャレス・エドワーズ監督は、彼がこのシリーズで好きなものを全部盛り込んだのではないか。『ジュラシック・パーク』とその続編へのオマージュがたっぷり、その2作の監督スピルバーグの『ジョーズ』『インディ・ジョーンズ』シリーズへの目配せや、近年の『ジュラシック・ワールド』三部作の要素もプラス。恐竜も、シリーズ既出の人気恐竜の再登場に加え、ストーリー上の必要から、陸、海、空の3つの場所の巨大恐竜が出現、もちろんシリーズの定番通り、新種の恐竜も姿を見せる。

 美しいのは、巨大草食恐竜の群と初めて遭遇するシーン。この監督の初長編映画『モンスターズ/地球外生命体』を思い出させる。

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斉藤 博昭

32年前の原点も甦る。やはりこの監督は信頼できる

斉藤 博昭 評価: ★★★★★ ★★★★★

今回は“異種交配された種”、つまり恐竜おなじみのイメージから離れたものが登場するので、モンスターパニックの印象が濃厚。その意味でG・エドワーズが監督を担ったのは大正解。クリーチャーと人間の対比、天地左右の全方向意識のアクション、それらを的確に捉えるカメラの動き、カットの切り替えなど、安定感と意外性の絶妙なバランスで攻めまくる。本シリーズでは画期的な海のシーンに、ギャレス、力が入ってます!

恐竜のあまりの巨大さ、美しさに、人間は我を忘れて尊むように涙する…。1993年の『ジュラシック・パーク』をなぞったシーンには素直に感動。ちょうどいい怖さ、ある程度、予定調和な展開も作品の満足度に結実する。

この短評にはネタバレを含んでいます
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