ジュラシック・ワールド/復活の大地 (2025):映画短評
ジュラシック・ワールド/復活の大地 (2025)
32年前の原点も甦る。やはりこの監督は信頼できる
今回は“異種交配された種”、つまり恐竜おなじみのイメージから離れたものが登場するので、モンスターパニックの印象が濃厚。その意味でG・エドワーズが監督を担ったのは大正解。クリーチャーと人間の対比、天地左右の全方向意識のアクション、それらを的確に捉えるカメラの動き、カットの切り替えなど、安定感と意外性の絶妙なバランスで攻めまくる。本シリーズでは画期的な海のシーンに、ギャレス、力が入ってます!
恐竜のあまりの巨大さ、美しさに、人間は我を忘れて尊むように涙する…。1993年の『ジュラシック・パーク』をなぞったシーンには素直に感動。ちょうどいい怖さ、ある程度、予定調和な展開も作品の満足度に結実する。
この短評にはネタバレを含んでいます