ユマカウンティの行き止まり (2024):映画短評
新人監督による卓越したネオノワール
新人監督の作品とは思えない、卓越したネオノワール。冒頭から独特のムードが漂い、次々に出てくるキャラクターと予想できない展開で、どんどん引き込んでいく。小さなディテール、登場人物、それぞれがよく考えられており、ちゃんと意味を持つのだ。静かな時間にも緊張感が張り詰め、一瞬たりとも目が離せない。テーマは、欲、モラル、誘惑といった、人間らしく、普遍的で共感できるもの。個性豊かな役者たちと、70年代の砂漠の街という舞台が、ビジュアル的にも興味深くする。
監督兼脚本家のガルッピが次にサム・ライミが製作するメジャースタジオ映画の監督に抜擢されたのも納得。しかし彼の書き下ろしの新作を見るのも待ちきれない。
この短評にはネタバレを含んでいます





















