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HELP/復讐島:映画短評

2026年1月30日公開 113分

HELP/復讐島
(C) 2026 20th Century Studios. All Rights Reserved.

ライター8人の平均評価: ★★★★★ ★★★★★ 4.4

中山 治美

純度100%のサム・ライミ映画

中山 治美 評価: ★★★★★ ★★★★★

宣伝文句のパワハラ”クソ上司”のパワーワードに目がいってしまうが、部下の方も空気の読めない痛い系女子と、どっちもどっち。だが彼女はサバイバル番組おたくで、無人島で本領発揮。上司と立場が逆転する痛快さもさることながら、TVの雑学が役立つという全世界のTVっ子やおたくに希望を与える作品だ。いや、最も歓喜するのはスプラッター映画おたくか。無人島での2人の死闘はエスカレートし、キッチュな血飛沫や過剰なゲロも放出。「お帰り! サム・ライミ」と心の底から叫ばずにはいられないだろう。監督、御年66歳。大作疲れか? はたまた原点回帰か? だがそこに変わらぬ映画少年心を感じて、大爆笑しつつ、目頭が熱くなるのだ。

この短評にはネタバレを含んでいます
相馬 学

恐怖も風刺も笑いも血も怪物も……ライミらしさ全部盛り!

相馬 学 評価: ★★★★★ ★★★★★

 久しぶりにサム・ライミ節全開で嬉しくなる。こんなにも振り切れたのは『スペル』以来では?

 パワハラ上司とともに無人島に漂着した女性社員のサバイバルは、上司との葛藤によってどんどんスリリングに。生存能力の点で社会的立場が逆転するのは『流されて…』風だが、ライミ作品らしくヒネリも加えられ、男権社会への風刺に展開。スプラッターもクリーチャーも盛り込まれ、それらをアップテンポで連ねる妙に才腕の健在を見た。

 R・マクアダムスがやり手の社員にふんしたのは『スポットライト 世紀のスクープ』以来だが、今回はイタさもお笑いもシャープさも引き受ける。ライミの求める重層キャラに応えた怪演!

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村松 健太郎

久しぶりに肩肘張らないサム・ライミ

村松 健太郎 評価: ★★★★★ ★★★★★

プロデュース作品まで広げれば、それなりに自由にやっているようにも見えますが、監督業となると流石にベテラン枠の人になりつつあるサム・ライミ。その立ち位置故に近年の監督作品を追うと、多くのものを背負っているのが透けて見える時がありますが、久しぶりに肩肘張らない”気楽なサム・ライミ”を見ることができた一本でした。ほぼほぼ一つの舞台で登場人物も二人だけというとてもシンプルな構成。もちろん置かれている状況は極限状態でエグ目な描写もありますが、終始独特のユーモアがあってカラッとしてます。終盤への二転三転ぶりも実に楽しく、爽快な映画でした。

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森 直人

サム・ライミ劇場でレイチェル・マクアダムス覚醒!

森 直人 評価: ★★★★★ ★★★★★

R・マクアダムスってこんな人だっけ!?的な怪演&爆演が凄い。共感の回路を敷くにはクセの強すぎるキャラで、島に流れ着き、驚異のDIY能力を発揮してからはもはや超人だ。『死霊のはらわた』式に動く悪魔に憑かれたような凶暴なイノシシとの対決は名シーン! 豪快な嘔吐ネタといい、ライミ監督としては『スペル』と双璧の快作と言える。

『ロビンソン・クルーソー』『蠅の王』『青い珊瑚礁』等々、あらゆる「無人島もの」を混ぜ込んだ作りが基本。序列の逆転など定番的展開も押さえているが、むしろ逸脱する異様なパワーが魅力。男性優位を徹底的に砕く点では『ロイヤルホテル』に近いが、二代目バカ社長の彼にも同情票が集まるかも!?

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平沢 薫

思わず笑えて血飛沫もたっぷり

平沢 薫 評価: ★★★★★ ★★★★★

 サバイバル技術の習得が趣味のヒロインが、出張で職場の同僚たちと乗った飛行機で事故が発生、イヤな同僚たちは次々に空中に放り出され、イヤな上司と2人きりで無人島に漂着。そこで上下関係が逆転して、復讐が始まる-----という展開は予告編通りだが、それだけじゃ切実すぎて笑えないんじゃ?という心配はご無用。サム・ライミ監督らしい、うわそれってアリ?な方向に進んで、思わず笑えて血飛沫もたっぷり味わえる。

 それにつけてもヒロイン役のレイチェル・マクアダムスが、ナイスなキャスティング。ライミ監督と『ドクター・ストレンジ』続編でも組んだ彼女が、血まみれでも笑顔がチャーミングなヒロインを好演。

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くれい響

観たかったサム・ライミ映画が帰ってきた!

くれい響 評価: ★★★★★ ★★★★★

基本的な設定こそ、『流されて…』『逆転のトライアングル』など、既視感ある孤島舞台の男女逆転劇だが、そこはサム・ライミ監督作! 序盤の自家用機パニックから、しっかりR指定(日本ではPG12)のグロ描写がブラックな笑いを誘う。さらに、レイチェル・マクアダムス演じるリアリティ番組「サバイバー」&ブロンディを溺愛するヒロインの暴走が拍車をかけ、スプラッタなイノシシ狩りに突入。もうちょいタイトにすれば?という見方もできるが、ライミ信者でもある『フレディVSジェイソン』の脚本家コンビの腕も唸り、伏線回収もお見事。ライミにとって、『スペル』以来となるファン満足の快作に仕上がった。

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猿渡 由紀

まるで先が読めない、楽しさ満点の大満足映画

猿渡 由紀 評価: ★★★★★ ★★★★★

こんなにクレイジーで楽しい映画は久々!笑いあり、恐怖あり、恐怖の真っ最中にも笑いあり。ものすごい感情のローラーコースター。速いペースでどんどん進む物語は常に予想を裏切り、最後の最後までどう決着するのか読めない。娯楽映画ならではの極端なシチュエーションをしょっちゅう見せつつ、観客を引き込み続けるリアリティも保つバランスは、天才技。レイチェル・マクアダムスの層のある演技が共感させ、悪役は珍しいディラン・オブライエンが良い意味で観客を振り回す。できるだけ事前知識を持たず、ほかの人たちと体験を共有すべく映画館で見ることを強くお勧め。発案者でもあるこの脚本家コンビの次の作品が今から楽しみ!

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斉藤 博昭

物語の軸をブラさず自慢の過激テイスト全開のサム・ライミ最高!

斉藤 博昭 評価: ★★★★★ ★★★★★

物語のメインは無人島サバイバルと2人の立場逆転劇。その基本は最後までしっかり守り(従って入り込みやすい)、監督らしい、いい意味でのおぞましさとショックを散発的に盛り込み、安心感&ドッキリの相乗効果が快感に変わっていく。中でも航空機まわりのアクションは過去のどんな映画とも違うサプライズとなった。何気ないエピソードの数々が終盤の伏線になるあたりも巧妙。
キャンプ、DIYなどのヒントとなるネタも大量に出てきて“生活お役立ち”ムービーとしても必見。
冒頭しばらくレイチェル・マクアダムスの演技がウザく、彼女の役に「あなたにも問題あるよね」と辟易するが、ある意味わかりやすく、後半はそのキャラが生きてくる。

この短評にはネタバレを含んでいます
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