村松 健太郎

村松 健太郎

略歴: 脳梗塞で死にかけ、今は杖片手に早めの余生。一応映画文筆屋。Web中心に村松健太郎の名前で書いてます。どうぞごひいきに。

近況: お一人でも映画館に行こうという気持ちになっていただけるように精一杯やらせていただきます。

サイト: https://www.instagram.com/kentaroumuramatsu_osonerampo/?hl=ja

村松 健太郎 さんの映画短評

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  • 恋わずらいのエリー
    原菜乃華の振り切りぶりが嬉しい
    ★★★★

    妄想癖のある内にこもりがちなヒロインと、裏表のある俺様系王子キャラとの恋愛劇。ベタと言えばあまりにもベタなんですが、ちゃんとしっかりベタを徹底してくれて良いです。特にこの手の恋愛モノのヒロインとしては待望の登板となった原菜乃華の張り切りぶりというか振り切れぶりが本当に全力でやってくれているので嬉しい限りです。宮世琉弥の不器用ツンデレキャラもテンプレート的ではありますが、こうでなくてはキラキラ青春モノは楽しくなりません。物語の展開としてはちょっと駆け足気味で、もう少し長くても良かったかなと思いますが、スッキリ爽やかに駆け抜けました。

  • デューン 砂の惑星PART2
    壮大な物語が遂に開幕
    ★★★★

    2時間半を超えた前作がまだまだ”序章”に過ぎなかったことがよくわかるシリーズ第2弾。ここから一気に物語が動き出します。壮大な叙事詩がいよいよ開幕と言ったところです。複雑に入り組んだ人間関係や思惑、過去と未来など要素が”盛り込み過ぎ”と言って良いほど盛り込まれ、正直一度見ただけでは把握しきった自信がありません。IMAXシアターでまず一回見て映像に圧倒された後、もう一度物語を追うことための再見が必要かもしれません。ティモシー・シャラメは大作のカリスマとして頼もしくなってきました。これからもこの路線で頑張って欲しいところです。

  • 変な家
    笑い担当でない佐藤二朗は面白い
    ★★★★★

    色々な”変な物件”を巡っていくのかと思ったら一軒の建物を深掘りするスタイルでした。ちょっと虚を突かれた感がありましたが、これはこれで面白かったです。間宮祥太朗と佐藤二朗の変則バディものとしても楽しめます。今作の佐藤二朗は積極的に笑いを求められる立ち位置ではないのですが、そのことがかえって笑いを誘いました。後半はかなりの力業でお話が展開していきます。このギアチェンジについては賛否あるかと思いますが、個人的には”アリ”としました。メイン二人の組み合わせが意外なほどによかったのでシリーズ化されても良いかと思います。

  • オッペンハイマー
    圧倒的な力強さ
    ★★★★★

    描かれる事柄(描かれていない事柄)から傑作とするかどうかに関しては人それぞれ、多くの意見が出ることは間違いないでしょう。その上で一本の映画として見た時の圧倒的な力強さは否定できないのもまた確かなことです。複雑なキャラクターを演じたキリアン・マーフィー、中盤以降抜群の存在感を示すロバート・ダウニー・Jr、こちらも高評価が納得のエミリー・ブラントの熱演も素晴らしいです。実話映画ではありますがノーラン監督はその中にサスペンス的な演出を盛り込んだことであっという間の3時間となりました。ノーランとしても一段上に昇った感があります。

  • ゴールド・ボーイ
    ジュブナイルサスペンスの傑作!
    ★★★★

    多くのジャンル(怪獣映画まで!)を手掛けてきていることで、オールジャンルいける人だという思いがあった金子修介監督が”そういえば特殊なティーンエイジャーの映画の達人だった”ということを思い出させてくれる快作でした。厄介な怪物3人組、特に羽村仁成の顔と名前は覚えておいた方が良いかもしれません。もう一方の主役である岡田将生。端正な顔立ちもあって”好青年キャラ”を演じることが多いですが、実はこういうひたひたと迫ってくるような妖しい役柄が巧くはまる。久しぶりに気持ちの悪い岡田将生を見れて嬉しかったです。サスペンスとしても最高。

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