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ノンストップ (2020):映画短評

ノンストップ (2020)

2021年2月12日公開 100分

ノンストップ
(C) 2020 OAL & Sanai Pictures Co., Ltd. All rights reserved

ライター6人の平均評価: ★★★★★ ★★★★★ 3.8

なかざわひでゆき

笑いあり人情ありハイジャックありのエアパニック・アクション

なかざわひでゆき 評価: ★★★★★ ★★★★★

 ハワイ旅行に当選した揚げパン屋の女主人が、愛しのダンナ様とかわいい娘を連れて憧れの外国旅行へ出かけたところ、飛行機が北朝鮮スパイ・グループにハイジャックされてしまう。明るく能天気で気風のいい下町のおばちゃんが実は…!?という意外性も然ることながら、あちこちに散りばめられた伏線を鮮やかに回収していく脚本がとにかく巧い!えっ、それも伏線だったんですか!?という驚きがてんこ盛りで、本当に最後の最後まで目が離せない。本格的なスパイ・アクションをこなすK-POPレジェンド、オム・ジョンファを筆頭に、濃いキャラばかり揃った登場人物たちも魅力的。『エクストリーム・ジョブ』ばりの面白さに大満足です。

この短評にはネタバレを含んでいます
相馬 学

昭和なノリも妙味!? 笑いとスリルのフライト

相馬 学 評価: ★★★★★ ★★★★★

 アクションで魅せるスパイ映画テイストに始まり、庶民コメディへとなだれ込み、この2つの要素を絡めつつ、旅客機内が舞台の大筋へ。ざっくり言えば、そんなエンタテインメント。

 コメディの要素の方が7:3くらいの割合で多めだが、笑いはとにかくベタ。このベタさが気にならなくなり、乗せられるのは主人公家族の庶民性ゆえだ。共感できるぶん夫婦愛や親子愛の逸話に、うっかり(?)胸アツになる。

 格闘アクションをしっかり描いており、そこに笑いと情が絡む点で70年代の千葉真一主演の東映製コメディを連想したが、バトルの主役が女性なので『女必殺拳』に近い!?ともかく、昭和を知る映画ファンには気持ちの良い娯楽作だ。

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くれい響

揚げパン屋の奥様も、取り扱い注意

くれい響 評価: ★★★★★ ★★★★★

韓国お得意のスパイ・アクションに、“空の『ダイハード』”『パッセンジャー57』要素をプラス。さらに『エクストリーム・ジョブ』のドメスティックなユルい笑い(+B級グルメ)、『EXIT』の日常品の使い方、『新感染ファイナル・エクスプレス』の客室ごとの戦いなど、いろんな要素を取り入れているのは分かる。だが、この邦題ながらテンポが悪く、面白くなるはずの三角関係のエピソードも、どこか弾けず。「揚げパン屋のおばちゃん、じつは最強主婦」が判明したところでのスッキリ感もあまりないが、CAのコスプレなど、昔からのオム・ジョンファ姐さんファンなら確実に楽しめる一本。事実、夫役のパク・ソンウンを完全に喰っている。

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山縣みどり

陰鬱な気分が吹き飛ぶ韓国版『Mr. & Mrs.スミス』

山縣みどり 評価: ★★★★★ ★★★★★

ハワイ行きの韓国機が北のテロリストにハイジャックされる!?という緊迫する設定なのに、かなりの頻度で爆笑。人気揚げパン屋の女将が危険に直面し、秘めた能力をうっかり発揮してからはスクリーンに目が釘付け。各キャラの関係性や背景も綿密に構築してあり、過去の因縁の絡ませ方なども韓流らしく巧み。何よりも、オム・ジョンファのおばちゃんぶりが素晴らしい! 巨大サンバイザーで素顔を隠し、即興で敵を鮮やかに仕留める姿はアンジェリーナ・ジョリーばりにかっこいい。どんな役も変幻自在なパク・ソンウンも掴みどころのない夫を好演。意外なカメオも登場するアンサンブル痛快作で、コロナ禍の陰鬱な気分を吹き飛ばしてくれた。

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平沢 薫

小学生の娘を持つ母親がアクションヒーローに!

平沢 薫 評価: ★★★★★ ★★★★★

 夫と娘を愛する家庭の主婦が大活躍する爆笑痛快アクション。初めてのハワイ旅行に当選した夫婦と娘が乗った飛行機がハイジャックされ、突然、普通の主婦に見えたヒロインが超人的戦闘能力を発揮、実はその正体はーーという展開は王道だが、本作ならではの魅力は、そのヒロインが小学生の子供を持つ世代なこと。彼女を演じる「ミス・ワイフ」のオム・ジョンファは本年50歳でこの役と同世代、正体を現す前の揚げパン店を営む姿もお似合いなのに、ハイジャック犯たちと戦う時の格闘アクションが超カッコよく、メンタルも強靭。カッコよさに年齢は関係ない。イケメン系の元カレも登場するが、それよりも現在の夫が魅力的に見えてくるのも妙味。

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森 直人

まさかの面白さ! OK、オム・ジョンファ様!

森 直人 評価: ★★★★★ ★★★★★

美味しそうなねじり揚げパンを売る店主の明るいおばちゃん(原題/英題『オーケー!マダム』)が、夫がオロナミンCのくじで当てたハワイ旅行に家族で出かける……。『ハイジャック』(72年)や『エアポート』シリーズなど往年の航空パニックアクションを思わせるセット丸出し撮影ながら、どんなご都合主義も呑み込んでやると言わんばかりの喜劇エネルギーに溢れ、それが最後まで続く!

何と言っても本作の驚きは、まるでミシェール・ヨーのようなアクションを披露するオム・ジョンファ! CAコスプレでのキレのある動きが最高で、このかたの潜在能力は計り知れない。マ・ドンソク(同じ71年生)くらいたくさん映画に出て欲しい!

この短評にはネタバレを含んでいます
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