ブゴニア (2025):映画短評
ハイセンスな悪趣味コントがたまらん!
韓国カルトSF『地球を守れ!』を下敷きにして、ランティモス監督が最もジャンル映画に接近。権力ゲームの様相はこの監督らしいが、J・プレモンスとE・ストーンの屁理屈合戦=台詞の応酬は『異端者の家』ばりの面白さ。ほぼ密室劇なのにビスタビジョンを採用したR・ライアンの撮影は超ゴージャス。それがB級なキッチュ感のエグみと合わさった珍味が絶品。エンドクレジットまで隙なく凝らされたデザインには悶絶!
風刺の質は『エディントンへようこそ』に近いかも。エコーチェンバー現象で凝り固まった陰謀論者 vs 環境破壊をもたらすグローバル企業CEOの分断が基本線で、やがて視座が高次に上昇する。星新一や筒井康隆っぽさも。
この短評にはネタバレを含んでいます





















