シネマトゥデイ

シネマトゥデイ

これぞアメリカだ!

  • スパイダーマン:ホームカミング
    ★★★★

    スパイダーマンことピーターの青春譚だが、苦さが際立つ。
    アベンジャーズ入りを夢見る彼の正義が空回りし、非常事態を次々と招く。
    結果的にピーターが取り繕い、事情を知らぬ人からヒーローと崇められる皮肉。
    未熟な者が武器を使うことの重責を知るには、十分過ぎる”お勉強”だ。
    挑戦的な試みはキャスティングにも。
    同級生がアフリカ系やフィリピン系と、多人種国家を象徴するかのよう。
    それが物語のカギとなるのだから、日本ではまず生まれないであろう脚本に感心しきり。
    でも、これぞ米国。
    白人至上主義者のトップが君臨する今、本作を制作した映画人の心意気に拍手すら送りたくなるのだ。

⇒映画短評の見方

中山 治美

中山 治美

略歴: 茨城県出身。スポーツ紙記者を経てフリーの映画ジャーナリストに。週刊女性、GISELe、日本映画navi、goo映画、スカイパーフェクトTV(ぴあ)、朝日新聞webサイトおしごと博物館内で「おしごとシアター」などで執筆中。いつの間にやら映画祭を回るのがライフワークとなっている。お気に入りはオランダ・ロッテルダム国際映画祭とスペインのサンセバスチャン国際映画祭。

近況: 本サイトで「映画で何ができるのか?」と「ぐるっと!世界の映画祭」を連載中。また、編集に携わった塚本晋也監督・著「『野火』全記録」(洋泉社)、DVDマガジン「石原裕次郎シアター」(朝日新聞社)が発売中デス。

サイト: https://www.oshihaku.jp/series/00007

» 中山 治美 さんの映画短評をもっと読む

[PR]
おすすめ特集
映画アクセスランキング
  • Loading...
»もっとランキングを見る«
楽天市場
スポンサード リンク