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第71回カンヌ国際映画祭(2018年)コンペティション部門21作品紹介(3/3)

第71回カンヌ国際映画祭

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『ソーリー・エンジェル(英題) / Sorry Angel』

製作国:フランス
監督:クリストフ・オノレ
キャスト:ヴァンサン・ラコストピエール・ドゥラドンシャン

【ストーリー】 1990年。レンヌで暮らす20歳の学生アルチュールは、息子とパリで暮らす作家のジャックと出会う。互いに好意を抱き、愛し合うようになる2人。だが、ジャックは自分の命がそう長くないことを知っていた……。

【ここに注目】 映画監督のほか作家や舞台演出家としても活躍するオノレ監督の新作が、『愛のうた、パリ』以来2度目のコンペティション部門出品。監督自身が「メロドラマでもあるが、困難な愛というより困難な人生についての物語」と説明する本作は、若手実力派のヴァンサン・ラコストやピエール・ドゥラドンシャンらをキャスティングし、劇中には、舞台となった1990年代の音楽や映画などが多数引用されている。

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『ガールズ・オブ・ザ・サン(英題) / Girls Of The Sun』

Girls Of The Sun
(C) Maneki films/khatia (juda) Psuturi

製作国:フランス
監督:エヴァ・ユッソン
キャスト:ゴルシフテ・ファラハニエマニュエル・ベルコ

【ストーリー】 クルディスタンで、数か月前に過激派に捕らえられたバハールは、脱走後、クルド人女性兵士で編成されたGirls Of The Sun部隊の指揮官となり、村と息子を取り戻そうとしていた。そんな彼女の部隊に同行取材したフランス人ジャーナリストのマチルドは体験を共にする。

【ここに注目】 2015年の長編映画デビュー作『青い欲動』に続いて本作が2作目となるフランス人女性監督のエヴァ・ユッソン。クルド人女性兵士についての物語で、女性たちの抵抗や想像を絶する状況の中で芽生える連帯感を描く。『パターソン』をはじめイランやフランス、アメリカで活動するゴルシフテ・ファラハニと、『モン・ロワ 愛を巡るそれぞれの理由』でカンヌ国際映画祭女優賞を受賞したエマニュエル・ベルコが共演。

『アッシュ・イズ・ピュアレスト・ホワイト(英題) / Ash Is Purest White』

Ash Is Purest White
(C) 2018 Xstream Pictures (Beijing) - MK Productions - ARTE France Cinema.j

製作国:中国、フランス
監督:ジャ・ジャンクー
キャスト:チャオ・タオリャオ・ファン

【ストーリー】 中国の貧しい工業都市・大同。地元のヤクザ者・ビンと恋に落ちたダンサーのチャオは、ギャング抗争の最中、恋人を守るため拳銃を発砲し、収監されてしまう。5年間の刑期を経て釈放されたチャオは、恋人との再起を願うが……。

【ここに注目】 『長江哀歌(エレジー)』『罪の手ざわり』『山河ノスタルジア』などで知られる中国の名匠ジャ・ジャンクーが監督・脚本を手がけた新作。ある男女の2001年~17年までの激しい愛の軌跡を描く物語で、ジャンクー監督作常連の女優チャオ・タオが主演、恋人役を『薄氷の殺人』のリャオ・ファンが演じる。ジャンクー監督は『罪の手ざわり』で本映画祭コンペティション部門脚本賞を受賞しており、今回も期待が高まる。

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『バーニング(英題) / Burning』

製作国:韓国
監督:イ・チャンドン
キャスト:ユ・アインスティーヴン・ユァン

【ストーリー】 配達のアルバイト中に、幼なじみのヘミに再会したジョンスは、彼女の旅行中、猫の世話を頼まれる。戻ったヘミは、ジョンスに旅先で出会ったミステリアスな男ベンを紹介するが、ある日、ベンから秘密の趣味を打ち明けられ……。

【ここに注目】 韓国のチャンドン監督8年振りの新作は、村上春樹の短編小説「納屋を焼く」を映画化したミステリー。本映画祭では、『シークレット・サンシャイン』でチョン・ドヨンに女優賞をもたらし、『ポエトリー アグネスの詩(うた)』では自らが脚本賞を受賞している。主人公を『ベテラン』のユ・アインが演じ、スティーヴン・ユァン、新人のチョン・ジョンソらが共演。

『アンダー・ザ・シルバー・レイク(原題) / Under The Silver Lake』

製作国:アメリカ
監督:デヴィッド・ロバート・ミッチェル
キャスト:アンドリュー・ガーフィールドライリー・キーオ

【ストーリー】 探偵の真似事が趣味の青年サムは、近所に越してきたミステリアスな美女サラにひと目ぼれ。しかし、彼女が理由も告げず突然姿を消し、ロサンゼルス中を探し回るサムは、やがて思いもよらないスキャンダルや陰謀に巻き込まれていく。

【ここに注目】 クエンティン・タランティーノが絶賛したホラー『イット・フォローズ』の新鋭ミッチェル監督、4年ぶりの新作。『沈黙 サイレンス』『ハクソー・リッジ』のアンドリュー・ガーフィールドがサム役で主演、『マッドマックス 怒りのデス・ロード』のライリー・キーオが美女サラを演じている。本映画祭コンペティション部門への選出は、ミッチェル監督にとってこれが初めて。その評価はいかに!?

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『レト(原題) / Leto』

Leto

製作国:ロシア
監督:キリル・セレブレンニコフ
キャスト:テオ・ヨーイリーナ・ストラシェンバウム

【ストーリー】 1981年夏、レニングラード(現サンクトペテルブルク)では、西側のミュージシャンたちの影響を受けた、アンダーグラウンド・ロックシーンがようやく開花。後にロシアン・ロックのパイオニアとなるヴィクトル・ツォイもバンドを結成し、活動し始めるが……。

【ここに注目】 前衛的な作品で知られ、政権批判も恐れない演出家セレブレンニコフ監督が描く意欲作。ロシアのアンダーグラウンドシーンで活躍した伝説のロック歌手、ヴィクトル・ツォイと彼の師であるマイク、そしてマイクの美貌の妻ナターシャの三角関係を映し出す。決して政治を前面に打ち出した作品ではないにも関わらず、本作の撮影中に監督が当局に身柄を拘束されたことからも、この映画が世間に与える影響の大きさがうかがえる。

『ヨメディン(原題) / Yomeddine』

Yomeddine
(C) Desert Highway Pictures

製作国:エジプト
監督:A・B・ショウキー
キャスト:ラディ・ガマルアフメド・アブデルハーフェズ

【ストーリー】 ハンセン病患者の隔離施設で育った中年男性ベシェイ。初めて施設を出た彼は、孤児の少年オバマとロバを連れて、子供の頃に自分を見捨てた家族と再会するため、エジプト横断の旅に出る。

【ここに注目】 これまで社会問題に焦点をあてた短編を多く手がけてきた、ショウキー監督の長編デビュー作。エジプトのアブ・ザーバルにあるハンセン病患者隔離施設について記録した、自身の短編ドキュメンタリーをもとにしている。実際に隔離施設に住む、ハンセン病患者の男性ラディ・ガマルが、俳優未経験ながら主人公ベシェイを見事に演じきった。

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