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マインクラフト/ザ・ムービー (2025):映画短評

マインクラフト/ザ・ムービー (2025)

2025年4月25日公開 101分

マインクラフト/ザ・ムービー
(C) 2024 Warner Bros. Ent. All Rights Reserved.

ライター7人の平均評価: ★★★★★ ★★★★★ 3.6

相馬 学

キューブワールドに楽しさがはじける!

相馬 学 評価: ★★★★★ ★★★★★

 ゲームと映画がリンクする点で、同じJ・ブラックも出演する2010年代版『ジュマンジ』シリーズを連想した。4月下旬の時点で2025年最大の全米ヒット作となっているが、それも納得のはじけ具合。

 ゲーム版を踏まえたキューブ状のクリーチャーやアイテムあふれる異世界ビジュアルは、それだけでユーモラスだしアップテンポの展開にも目を見張る。想像力が世界を救うというテーマも生きた。

 『ナポレオン・ダイナマイト』以降、やり過ぎたり、やらな過ぎたりでイマイチ煮え切らなかったヘス監督だが、J・ブラックと2度目のタッグとなるここで程よく振り切れた感。オタかつタフ気どりのキャラにふんするモモアの怪演もイイ。

この短評にはネタバレを含んでいます
猿渡 由紀

ジャック・ブラックがはじけまくり

猿渡 由紀 評価: ★★★★★ ★★★★★

 ジャック・ブラックのエネルギーが爆発。フィジカルなジョークを含め、ばかばかしさで笑いを取る数々のシーンに200%の努力を注いでいて、とにかくあっぱれ。歌の見せ場ではとくに、本人が楽しんでいるのが伝わってくる。相方のジェイソン・モモアとの相性も良し。しかし、ストーリーは極めて凡庸。ちぐはぐな仲間たちが知らない世界に入り込んでしまい、多くの障害に直面しつつ、元の世界に戻ろうと葛藤するという話は、これまでいくつもあった。ヘス監督らしい要素もちらほらあるが、差別化するまでにはいたっていない。せっかくのジェニファー・クーリッジも、いつも通り。子供たちとゲームのファンには楽しめるかも。

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平沢 薫

ヘス監督流の脱力系ギャグも楽しい

平沢 薫 評価: ★★★★★ ★★★★★

 原作ゲームを知っているとより楽しめそうだが、知らなくても充分楽しい。登場人物たちが飛び込むゲーム世界の色とデザインが、カラフルなファンタジー系。その世界でそれぞれ勝手に暮らしているクリーチャーたちがみな、立方体っぽいユーモラスな形なのも愉快。
 それに加えて、ジャレッド・ヘス監督が、ふとした場面で、彼の『ナポレオン・ダイナマイト』系の脱力ギャグを放ってくるところが魅力。ゲーム世界の生き物たちが醸し出す妙な間合いに不意打ちを食らい、思わず笑ってしまう。監督と『ナチョ・リブレ 覆面の神様』でも組んでいるジャック・ブラックが本領発揮、得意のロックンロールな歌声もたっぷり聴かせてくれる。

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村松 健太郎

理想的なファミリー映画

村松 健太郎 評価: ★★★★★ ★★★★★

ゲームを基にした映画としては『ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー』を上回るヒットを記録中ということで今年のGWの洋画1番手と言えるでしょう。映画は理想的なファミリー映画と言えます。登場人物は大人も子供もちょっと厄介ごとを抱えていたりしますが、それもそこまで重くなっていません、101分というタイトな上映時間も相まって、身構えずリラックスして楽しめる映画になっていました。ゲームの知識があまりなくても楽しめるのも良い点ですね。3Dで見ると世界観が拡がって楽しかったです。

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森 直人

あくまでマイペースなジャレッド・ヘス監督

森 直人 評価: ★★★★★ ★★★★★

全米メガヒット驀進中ということで『ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー』の次の開発が観られるかと興味津々だったが、意外なくらい『ナチョ・リブレ』(06年)の延長ノリで逆に驚愕! ゲームの世界観の落とし込みは『ジュマンジ/ウェルカム・トゥ・ジャングル』&『ネクスト・レベル』式の流用ながら、IP活用系の売れ線企画の中で、しっかりヘス監督&ジャック・ブラック主演の最新作をやってしまった珍事こそを歓迎したい。

とりわけ「1989年の最強ゲーマー」を自称するメタル好きダメ筋肉中年のジェイソン・モモアが、ブラックの相方としてハマりすぎ。無駄に濃いキャラ達の威力が“ワールド”のデザインを超えて楽しい!

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くれい響

ブラックとモモアの四角旅行

くれい響 評価: ★★★★★ ★★★★★

予告編を観ても「『ジュマンジ』の二番煎じじゃね?」とピンとこなかったゲーム未経験者こそ観るべき、ジャレッド・ヘス監督らしいバカ映画。ジャック・ブラック独壇場の導入部から素晴らしく、そこに元ゲーム王を演じるジェイソン・モモアが加勢。2人のお下劣ネタあり、コワカワなゾンビ展開あり、『ナチョ・リブレ 覆面の神様』を想起させるバトルありで、無双状態と化す。副校長役のジェニファー・クーリッジやくだらねぇ過去を背負ったラスボスなど、すべてのキャラが壊れており、アメリカン・コメディの真骨頂というべき、ビルとテッドならぬ「ブラックとモモアの四角旅行」な仕上がりになっている。

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斉藤 博昭

ユルさ(誉めてます!)も含めて、エンタメとして素直に楽しい

斉藤 博昭 評価: ★★★★★ ★★★★★

『ナポレオン・ダイナマイト』ジャレッド・ヘス監督が、超人気ゲーム原案&メジャースタジオの本作でお行儀よくなってたら…という心配は無用だった。カラフル世界でピンクジャケットで暴れ回り、ユルいギャグにも全霊で挑むジェイソン・モモアに心から敬意を(J・ブラックは想定内)。
次々とキャラが好き勝手に動く世界観は、普通にエンタメ的に乗れるし、登場人物たちが自身の特技でパワーをアップさせる流れは、マイクラ超えて全ゲームのスピリットを踏襲したかのよう。アクション場面の体感度もちょうどいい。
『未知との遭遇』を思い出し、胸が締め付けられる瞬間あったが、直後に豪快な笑いが襲ってきて、最後まで軽快ムードは崩れず。

この短評にはネタバレを含んでいます
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